2018/09/11
平成30年8月10日OMC勉強会レポート
今回は、川崎市立井田病院の臨床心理士、福島沙紀先生をお招きし「医療現場で使えるブリーフセラピーの技法」というテーマで講演会を行ないました。
【勉強会の流れ】
まず、福島先生からブリーフセラピーについてのお話がありました。「ブリーフセラピーとは、問題の原因を個人病理に求めるのではなく、他者との関係(相互作用)の中で維持されている見方のもと、コミュニケーションの変化を促して問題を解決する心理療法」とのことでした。そしてブリーフセラピーで良い循環を増やしていくための技法は9つあるとのことでした。
講義を聴いた後は2人1組になり、講義を受けた技法の中から3つを選び、実際に相談を受ける側と相談をする側に分かれて、10分間ずつ交代でロールプレイを行いました。ペアで感想を共有した後、全体でもロールプレイをやってみた感想を出し合いました。
【講義を受けて出た感想】
また、勉強会後のアンケートでは「相談援助の技術に様々なものがあると初めて知りました」「内容についてはわかりやすかったが、どの様な技法で話したら良いかは難しかった」「講義が楽しく聴きやすかった」「難しい内容でしたが具体例を上げていただいたことや、ロールプレイできたことがとても印象に残りました」「今までの物事の考え方が原因と結果であり、とても新鮮に感じた」などのコメントがでました。(アンケートの結果はこちら)
今後も地域の方々と一緒に考えながらより良く連携をとれる関係を目指し、定期的にOMC勉強会を行なっていきます。
次回のOMC勉強会は10月5日(金)19:00〜です。宮城県にあるやまと診療所大崎の院長・大蔵暢先生の講演を予定しています。少しでも興味をお持ちの方は、お気軽にご参加ください。