ようやく春の暖かさが感じられるようになりました。同時に、花粉症のある方にとっては、つらい季節になってきましたね。

神奈川県では、大雪が降った翌日1月23日、24日に南風が強まり、花粉の飛散が始まっています。今年は例年並みの飛散量とのことです。

すでに花粉症のある方はそれぞれ、さまざまな対策を取られているかと思います。そのような方の中で、もしまだ花粉症で一度も医療機関を受診なさったことがない方がいらっしゃいましたら、一度専門の医師にしっかりと診てもらうことをおすすめします。

というのも、すでにご存じの方も多いかもしれませんが、花粉症と一言に言っても、スギやヒノキ以外にも、イネ科、ブナ科、ハンノキ、シラカバなどの花粉による花粉症もあります。もし、スギの花粉症だと思って市販薬を飲んでいたのに症状が改善されない方が、実はイネ科の花粉症もあったということや、あるいはスギの花粉症だと思っていたら、実は寒暖差によるアレルギー反応だったという場合もあるのです。

また、薬によって効き方は違いますし、市販薬であっても多少の副作用はあります。そして、人それぞれつらい症状やライフスタイルも異なります。専門の医師にしっかり診察をしてもらえば、ご自身の症状やライフスタイルに最適な薬を、数ある中から選択して処方してもらうことができるのです。

当クリニックでは、月・火・水・金・土曜日の15：00～18：00に耳鼻咽喉科の診察を受け付けています。また、月曜日から土曜日の終日（9：00～12：00および15：00～18：00）に開いている内科でも、花粉症に関する知識を十分に持った医師が診察します。もし花粉症の症状によるくしゃみ、鼻づまり、鼻水などの症状がある方は、ぜひ受診してみてください。

受診の際に「一番つらいときの症状」や「何に一番困っているか」をまとめておいていただけると、より適切な治療法を見つける手助けになりますよ。